2月の証(あかし)~Kさん~

 私は高校をでた後、関西の短大に行きました。家が学校にいくお金もなかった為もあり、働きながらいく方法で行きました。バイトはしたことはありましたが、働きながら勉強するということは当時の私にはただただ困難しかなく、福岡から関西にいった私は田舎が恋しく感じたり、言葉の壁に寂しさを感じたりしていました。私の部屋の先輩とは、折り合いも悪く孤独も感じていました。

 そんなとき隣の部屋の先輩が、「気分転換に明石に行こう」と誘って下さり、「捨てる神あれば、拾う神あり!」と喜んでいましたが、当日になり、「都合が悪くなったの、ごめん」とのこと。楽しみにしていたので、落胆は本当に凄かったですが、 気まずい先輩と一緒にいるより絶対いいと思って一人で明石に行きました。

 見たことない街や風景に社会科見学のように、柿ノ本人麻呂の石碑や、プラネタリウムをみて、明石の明石焼きを沢山食べて、堪能したあと、ふと初めて見る教会に立ち止まりました。ギターの音をなんとなく聞いていると、手招きする方がいました。招かれるまま奥の部屋に呼ばれ、話をしていたら、彼は福岡の北九州の出身の神学生でした。私は里心ついたこともあり、懐かしくもあり
嬉しかったです。その後、聞いたこともないイエス様のことを聞くのですが、正直よく分かりませんでしたし、私ここにいていいのかな?とも思いましたが、初めてくるところなのに懐かしく、なにか落ち着くものを感じました。

「神様が招いておられたのですよ」と教会の人に言われ、うまいこというな~と思っていたけど、今考えれば、神様との出会いでした。決して熱心でもなかったし、悪いことが大好きな私でしたが、今となっては、神様から離れられないものとなりました。

神様は素晴らしいお方です。すべての皆様に、想像もつかないような素晴らしい出会いを用意しておられます。